リリカQ&A
リリカについてよくある質問にお答えします。
痛みについて
リリカが処方される「神経の痛み」とはどのような痛みでしょうか?
病気など何らかの原因で神経が障害されることで、神経が過敏になり、痛みの信号が出過ぎて起こる痛みのことです。よく「ビリビリ」「ジンジン」「チクチク」のように表現されます。
「神経の痛み(神経障害性疼痛)」と「からだに危険を伝える痛み(侵害受容性疼痛)」は異なるものなのでしょうか?
「神経の痛み」は神経が圧迫されたり、障害されることによって起こる痛みのことです。一方、「からだに危険を伝える痛み」はケガ、火傷などをしたときに、その部分に炎症が起こって発生する痛みです。
痛みの種類や重症度などにより治療方法が異なります。
痛みの種類や重症度などにより治療方法が異なります。
「神経の痛み」と「からだに危険を伝える痛み」が混在した痛みもありますか?
「神経の痛み」と「からだに危険を伝える痛み」が混在した痛みもあります。長引く痛みなどでは、複数の原因が関与していることが多いとされています。
「線維筋痛症」は何が原因で起こるのでしょうか?
線維筋痛症の原因はまだよく分かっていませんが、脳が痛みを感じる機能に「誤作動」が起きることが原因で、通常では痛みを感じない程度の弱い刺激でも痛みを感じるようになると考えられています。
こうした脳の機能の「誤作動」は、心理的・社会的なストレスや外傷がきっかけで発症することが多いといわれています。
こうした脳の機能の「誤作動」は、心理的・社会的なストレスや外傷がきっかけで発症することが多いといわれています。
線維筋痛症はどのような症状が起こるのでしょうか?
線維筋痛症の主な症状は「強い痛み」です。痛みの部位は全身であったり、身体の一部であったり流動的です。痛み以外の症状は、「疲労感・倦怠感」、「こわばり感」、「睡眠障害」、「うつ状態」などさまざまです。
リリカについて
リリカは、どのようなお薬なのでしょうか?
リリカは、痛みを抑える疼痛治療剤の一種です。「からだに危険を伝える痛み」ではなく「神経の痛み」に対して用いられ、過剰に興奮した神経から出てくる痛みの信号を抑えることで、痛みをやわらげます。また、線維筋痛症の痛みに対しても処方されます。
リリカはすぐ効かないと聞いたのですが?
痛みが長期間続いている場合は、治療にも時間がかかることがあります。リリカの服用は、少なめの量から開始し、徐々に量を増やしていくこともあり、その効き目があらわれるまでに時間がかかることがあります。
リリカは、痛いときにだけに服用するお薬でなく、一定期間服用を続けることで効き目を発揮するお薬です。
リリカは、痛いときにだけに服用するお薬でなく、一定期間服用を続けることで効き目を発揮するお薬です。
リリカで痛みは完全になくなりますか?
慢性化してしまった「痛み」は、長い時間をかけて複雑化していることが多いため、治療にも時間がかかります。いきなり痛みが完全になくなることを目指すのではなく、まずは現在の痛みが半分になるところを目指して治療に取り組んでいきましょう。
だんだん薬の量が増えていますが、悪化しているのでしょうか?
薬には、効果と副作用があり、その出かたには個人差があります。効果を最大限に引き出し、副作用をできるだけ起こさないようにするために、医師が服用量や回数を調整します。特にリリカは、少なめの量から開始し、徐々に量を増やしていくことがあります。ご心配な方は、医師にご相談ください。
通常の鎮痛薬とは何が違うのでしょうか?
通常の鎮痛薬は、主に炎症を抑えるもので、一般にNSAIDsと呼ばれています。
リリカは、過剰に興奮した神経から出てくる痛みの信号を抑え、痛みをやわらげるお薬です。病気など何らかの原因で神経が障害されることで、神経が過敏になり、痛みの信号が出過ぎて起こる痛み「神経の痛み」や原因不明の痛みが生じる「線維筋痛症」に対して開発されました。「神経の痛み」と「線維筋痛症の痛み」に対する効果が臨床試験で確認されています。
リリカは、過剰に興奮した神経から出てくる痛みの信号を抑え、痛みをやわらげるお薬です。病気など何らかの原因で神経が障害されることで、神経が過敏になり、痛みの信号が出過ぎて起こる痛み「神経の痛み」や原因不明の痛みが生じる「線維筋痛症」に対して開発されました。「神経の痛み」と「線維筋痛症の痛み」に対する効果が臨床試験で確認されています。
飲み始めてどれくらいで効果が出始めますか?
慢性化してしまった痛みの治療には時間がかかります。効き目があらわれるまでの時間には個人差がありますので、医師の指示どおりに服用を続けましょう。
服用時の注意点
服用の際、特に注意することはありますか?
リリカによって、めまい、眠気、意識消失の副作用があらわれることがありますので、服用初期や用量変更時は特にご注意ください。
- 特に高齢の方は、転倒の危険がありますので、十分な注意が必要です。
- 服用中は事故の危険がありますので、自動車などの運転や危険を伴う機械の操作をしないでください。
服用するのを忘れました。どのようにすればよいのでしょうか?
服用し忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を服用してください。
絶対に2回分を一緒に服用しないでください。
絶対に2回分を一緒に服用しないでください。
リリカを飲むと体重が増えると聞いたのですが?
人により体重が増えることがありますので、定期的に体重測定を行い、気になる徴候があらわれた場合は医師にご相談ください。
リリカの服用をやめたいのですが?
リリカは、服用を急に中止すると眠れなくなったり、吐き気がしたり、頭痛や下痢などがあらわれたりすることがあります。ご自分の判断で使用を中止したり、服用量や回数を変更せず、お医者さんにご相談ください。
その他
リリカ服用中に妊娠がわかった場合にはどうすれば良いですか?
妊娠の可能性がある場合には、すぐに医師にご相談ください。